『ニベアクリームでお風呂作ってみた Nivea creme bath』

2015年12月15日に公開されたこの動画が、主にネット上で話題を呼びました。

ただ話題を呼ぶと言っても、それは称賛ではなく、いわゆる炎上という状態。

コメント欄ははじめしゃちょーを擁護する側と、非難する側で荒れ狂い、いろんな意見が飛び交いました。

みなさんはこの動画を見てどう思いましたか?

私は、ただ漠然とした違和感を感じました。

なので、今回は「はじめしゃちょーのニベア事件を本気で考察してみた」と題して、感情的すぎず論理的すぎず、現実的にこの動画について考察してみたいと思います!

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はじめしゃちょーのニベア事件を本気で考察してみた

 

まず問題となった動画がこちらです!

ご覧になってみて、どう感じましたか?

コメント欄にはいろんな意見が流れています。

コメント

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この記事を書いている2月19日時点での低評価は、5万件を超えています。

いつものはじめしゃちょーの動画と比べると、数十倍~数百倍の低評価ですね(^^;)

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そもそも、なぜこの動画がこんなにも炎上してしまったのでしょうか?

はじめしゃちょーのニベア事件 炎上の理由

まず今回の炎上ケースについて考えていきましょう。

炎上には、スキャンダルが発覚した、ファンに嘘をついていた、法律に触れる行為をしていた、などいろいろな種類がありますが、今回のケースで言えば根底にあるのは「意見の衝突」でしょう。

そんなの当たり前だろ、と思うかもしれませんが、ココからが重要です!

「では、それぞれの側が主張している意見は何なのか?」

これをしっかりととらえることが最も重要です。

この観点でコメント欄にあふれる意見をまとめていくと、あることに気が付くと思います

それは動画を批判している人たちも、動画を擁護している人たちも、どこが論点なのか分かっていないということです。

そんなわけないだろ、と思うかもしれませんが、見ていきましょう。

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批判コメントはたくさんあるので、全てを見ることはできませんが、大体こんな感じのコメントが並んでいます。

大きく分類すると、下記2つに分けられます。

①論理的なコメント:無駄遣いや環境破壊を指摘するコメント

②感情的なコメント:感情的に暴言を吐くコメント

②に関しては単に感情を吐き出しているだけなので、もちろんなぜ批判しているのか、なぜ暴言を吐きたいと思ったのかという過程については触れられていません。つまり論点そのものがありません。

ただ私が違和感を感じたのは①のコメントです。

違和感と言っても、単に「こんなの環境破壊ではない!」と、反対意見を言いたい訳ではありませんよ(笑)

ここで絶対に気にしなくてはならないのが、「無駄遣い」と「環境破壊」という言葉があまりにも抽象的ということです。

つまりこれだけだと批判をしている人たちも、擁護している人たちも、「無駄遣い」「環境破壊」というものを、どういうレベル感でどういう言葉で定義づけたのかが全くわからないのです。

すると、どうなるか。

私にとっての必要な出費が、誰かにとっては無駄遣いかもしれない、という当たり前のことを見落としてしまうのです。価値観のズレというものですね。

例えば、休日に街へウィンドウショッピングに出かけたとしましょう。
お店を眺めながら歩いていると、ふとガラス越しに自分に似合いそうなTシャツを見つけます。

「うわぁ、このTシャツめっちゃ欲しい」

あなたはワクワクした気持ちで店内に入るでしょう。しかし値札を見てみるとなんと1万円!

「うーんTシャツにしては高いなぁ」

あなたは悩むかもしれません。ただそんな時に限って店員さんにつかまります(笑)

「試着してみます?」

と魔法のような言葉をかけられ、気が付くと試着室へ。

着ていくうちになんだか愛着も湧いてきて、

「やっぱり買っちゃおっかな」

と思ったころにはもうレジで会計している。こんなことがあったとしましょう。

これは無駄遣いでしょうか?

答えは「どちらとも言えない」です。

なぜなら無駄遣いがどんな状況を指すのか定義されていないから。

「無駄遣い=計画性のない消費」とすれば無駄遣いですし、

「無駄遣い=精神的満足の伴わない消費」とすれば無駄遣いではありません。

これと同じように、この動画のコメントでは、無駄遣いや環境破壊の定義が共有されないまま言い争いをしてしまっているのです。これでは議論に収集がつくはずがありません。どちらの意見も見方によっては正しいのだから。

ただ私は1つ思うことがありました。

論理的すぎず、感情的すぎず、現実的に今回の炎上を見た時に、果たして本当に「無駄遣い」「環境破壊」に対する気持ちから炎上しているのだろうかと。

今回の動画を見て面白いと感じた人、不快な気分を感じた人がいると思いますが、それぞれの側がその理由を明確に言語化できていないから、”とりあえず”無駄遣いや環境破壊を批判の対象にしてしまっているように感じます。

というのも、はじめしゃちょー含めいろんな方がコメントしていましたが、はじめしゃちょーはこれまでも「コーラ風呂」や「墨汁風呂」などを動画に撮って公開しています。

 

『ニベア風呂と今後について』

12月16日(水)に公開されたはじめしゃちょーの謝罪動画の中でも述べられていますが、コーラ風呂などの動画と比べても明らかに低評価が多いのです。

では今回の動画が炎上してしまった原因は何なのでしょうか?

はじめしゃちょーのニベア事件 炎上の本当の理由!?

ここからは仮説を基に考察していきます。

まず前提ではありますが、炎上の理由は1つではないと考えています。

本当に環境破壊に対して嘆いている方もいると思いますし、単にはじめしゃちょーという人間が嫌いで批判している方もいると思います。もちろん視聴者が増えたことによる低評価の増加もあるでしょう。

ただはじめしゃちょーが不思議がっていたように、コーラ風呂が良くて、ニベア風呂がダメな理由を考えてみましょう。

仮説1 別の化粧品だったらどうなっていたか?

例えばニベアクリームではなく、別の化粧品会社の保湿クリームだったらどうでしょう?

おそらく結果はあまり変わらず、同じように批判コメントが殺到していた気がしますよね。

ではニベアクリームではなく、もっと水に近い化粧水だったらどうでしょう?

これはもしかすると視聴者の反応も違ったかもしれない、という気がしてきます。

ではこれはなぜなのか?

コーラ・化粧水とニベアクリームで比較すると、まず挙がるのが粘度の違いです。

前者のコーラ・化粧水はより液体に近く、見た目もお風呂のようになります。

一方ニベアクリームは固体に近く、見た目もべちょべちょでお風呂には見えません。

つまり「○○風呂」という実験があったときに、見た目がお風呂に近ければ視聴者は「おお、どうなるんだろう?」という結果に目が行きますが、見た目がお風呂から遠いと視聴者は「これはお風呂じゃないだろ、というか単なる無駄遣いだろ」という批判に目が行ってしまうのかもしれません。

 

仮説2 もっと量が多かったらどうなっていたか?

動画を見ればわかる通り、100個のニベアを使っても、とてもお風呂と呼ぶには量が少なく感じられました。これがもし、もっと体が浸かるくらいの量だったらどうなっていたのでしょう?

これに関しては正直どちらとも言えませんが、私見としては低評価ももう少し減っていたのではないかと思います。

というのも、はじめしゃちょーはニベアクリームの量が少ないのでお湯を足してしまいましたが、これがいけなかったのではないかと考えているのです。

お湯を足したことでクリームとお湯が分離して、見た目としても気持ち悪いものになっていました。これによって、河川敷でBBQを洗い流しているような、水を汚している(=環境破壊をしている)ような印象と重なってしまったのではないかと思います。

これが純ニベア100%でできた真っ白なお風呂だったのであれば、少しは見た目からくる低評価も減っていたのではないかと思います。

仮説3 オチが明確だったらどうなっていたか?

さらにコーラ風呂やサウナ風呂の違いとして挙げられるのが、オチの違いです。

今回の動画は「肌がカサカサなのでニベア風呂に入ってみたい!」というものでした。

しかし動画を見てみるとわかりますが、

ニベアを大量に投入 → お湯を追加して分離 → お湯+ニベア風呂に入って終了

という流れになっています。

ではもし動画の最後のほうに、「うおおおお!肌がめっちゃ綺麗になった!!!」とかあるいは「なんだ!全然変わらないじゃん!!!」といった実験結果のオチがあったらどうなっていたのでしょう?

後者は分かりませんが、前者であれば低評価が減るどころか高評価が増えていそうなものですよね(笑)

もしそうであれば、視聴者はもっとこの動画にオチや衝撃が欲しかったということなのかもしれません。ただニベアを大量に購入してお風呂に投入してみた、という無機質な実験に感じられたため、「ニベアをそんな大量に買う必要があったのか?」という批判が生まれたのかもしれません。

つまり仮説1、2、3を考えると、

・はじめしゃちょーと視聴者の間で「ニベア風呂ってどうなるんだろう!?」というワクワク感が共有できていなかったこと

・見た目をお風呂にするために必要なニベアの量が足りていなかったこと

・ニベアとお湯が分離したことで水質汚濁のイメージが生まれてしまったこと

・オチが明確でなく、実験結果のインパクト・意義が薄かったこと(それに対して大量購入という印象の方が強く映ってしまっていたこと)

が原因なのではないかと感じました。

※これは「全体的な炎上の原因」ではなく、「コーラ風呂動画は良くて、ニベア風呂動画がダメだった原因」です。

はじめしゃちょーのニベア事件を本気で考察してみた まとめ

ユーチューバーとして人気が出て、視聴者が増えることで、必然的に影響力は付きまとってきます。

はじめしゃちょー本人が言っているように、危ないこと・法律に触れることはしないというのはもちろんですが、視聴者が増えていく以上、賛否両論別れてしまうのは必然だと思います。

極端な話をすれば、今回の動画でも高評価を押している人の中にも若干不快な気持ちを感じた人もいれば、低評価を押している人の中にも若干面白いと感じた人もいるでしょう。

単に低評価の数が増えたから方向性を変えるのではなく、視聴者がどんなことを思っているのか、を真摯に向き合って考えることが大事かなと思います。

ただ、視聴者の言う通りにしろというわけでは全くありません!

ユーチューバーに関しては特に思うことですが、スポンサーや広告主のことを気にしないのであれば、コメント欄には左右されずに自分の撮りたい動画を取るべきだと思います。

もちろん法律に触れるような内容はダメですが(笑)

視聴率を上げてスポンサーに付いてもらうことで番組を成り立たせ収益を出せるテレビは、やはり視聴者からのクレーム1つで内容変更せざるを得ないケースも多々あります。

それに対して、他人からの評価を気にせず、自分らしい動画をみんなに公開できるのがYoutubeの魅力だと思います。ユーチューバーが他人からの評価を気にし始めたら、きっとYoutubeはもっとつまらないものになってしまうでしょう。

危険なこと・法律に触れること以外で、自分が面白いと思う・自分が取りたいと思う動画を撮っているユーチューバーの方が魅力的だと私は思います。

今回の炎上はありましたが、はじめしゃちょーにはこれからも今まで通り、自分の好きなことを動画にしていって欲しいなと思います。